100周年ビジョンDAIKEI 2032
はじめに
今から90年前。ここ商都大阪に、ひとつの学校が誕生しました。
それは大阪の経済界が、これからの大阪を、これからの日本を担う人材を育てるために求めた学校でした。
1930年代初頭の大阪は、東京の人口を凌駕する210万人の人口を有し、世界第6位の都市として活気にあふれていたといいます。
当時の学生たちは、どんな想いで学んだのでしょう。
教職員たちは、どんな想いで学生を支え、学園を運営してきたのでしょう。
あれから90年。2032年の創立100周年を10年後に迎えるにあたり、私たちは本学の新たなステージを描く必要性を強く感じています。
大阪経済大学は、そもそも何を目的として作られた大学だったのか。これから先、何を為し、社会にどんな価値を提供していくべきなのか。
私たちは今一度原点に立ち返り、すべての源泉である「建学の精神」からブレークダウンされる、フィロソフィー(理念)、ミッション(使命)、ビジョン(2032年のあるべき姿)を再解釈・構築する中で、本学のあるべき未来・ありたい姿を描きました。
OUR VISION.
100年、そしてその先へ。100周年ビジョン。
4つのビジョン
教育ビジョン
自ら学びをデザインできる学生を生み出す
I.予測困難な時代を生き抜く力の涵養
II.学びの循環を機能させる仕掛けづくり
III.多様な価値観が活きる学びの場の提供
研究ビジョン
知の“結接点”となる
IV.多彩な研究者が集い、交わる場の形成
V.研究成果・資料の積極的な発信
社会実践ビジョン
商都大阪の原動力となる
VI.事業承継、起業を中心とする中小企業支援のハブの構築
VII.地域社会の核となる場を形成
大学運営・組織ビジョン
居心地の良い学びの場を形成する
VIII.学びを誘発する空間・制度のデザイン
IX.教職員のさらなる躍進を促す環境の整備
X.財源の多様化と業務の効率化を通じた財務基盤の強化